霜降

「霜降」は、いくつか読み方があります。ここでは「そうこう」に限定します。

二十四節気の一つですね。今年は、10月23日(水)です。

少しずつ寒くなっていきます。ぼくの大好きな作家の井上靖(やすし)を思い出します。子どもたちの心をまるで絵画のように情緒豊かに美しく文章で描きます。天才です。

彼のエッセイでこんなことを述べていました。バケツの水が凍っているのを、幼心(おさなごころ)でバリバリ割ったときのワクワク感がたまらなくなつかしい。

今でも氷を割ることはできる。でも、子ども心に湧(わ)いた気持ちを味わうことはもうできない。

確かに子どものとき感じていたワクワク感は、大人になると感じられません。

でも、新しいことを発見して、大人なりにワクワク感を感じることはできます。そんな一つにスポーツがあります。

スポーツの楽しみ方は、いろいろあります。おもに、四つの楽しみ方があります。「する、みる、支える、知る」です。

「する、みる」は一般的です。「支える」は、応援することからボランティアまで幅広いです。「知る」は、あるスポーツに関してルールを知ったり歴史を知ったりすることです。

スポーツの楽しみ方は、まだあります。「スポーツツーリズム」です。スポーツと観光を組み合わせた取り組みです。

大人になっても、いつまでもワクワクできるんだ、とぼくは改めて思いました。