今日、日めくりカレンダーを見ると「立秋」でした。
外に出るとヒンヤリし、地元の田舎の駅に着くと構内では虫が鳴いていました。
暑い暑いといいながら暦だけではなく、秋が近付いているのは確かなようです。
昔の人も同じように感じています。かの有名な加賀千代女(かがのちよじょ)は
「秋立つや きのふ(う)の昔し 有(あり)のまま」と俳句を詠んでいます。
秋の始まりが来た!夏の暑さも昨日のままでありながら、どことなく秋らしさも感じられる、というような意味です。
ところで、俳句は欧米でも有名になってきているそうです。「HAIKU」と表記されるそうで、三行のリズムで作るのが外国でも受けるらしいです。
「season word」(季語)という言葉はあるそうですが、あまり使われないようです。
そんなの俳句じゃないよ、と思う人もいることでしょう。
でも、です。日本ほど「四季」に恵まれていない国に生まれた人たちにとって、季語そのものを理解するのは難しいし、日本の「季語」は体感できません。
外国の人たちにとって「HAIKU」の歴史は、まだ始まったばかりです。これから発達して新しい視点が生まれるのを期待したいものです。
日本にいて「四季」を楽しまないのは損かもしれない、と、今日、ぼくは改めて思いました。