慰霊の日

先日、6月23日(日)、沖縄で「慰霊の日」の記念式典が行われました。ニュースでも取り上げていました。今年、戦後79年です。

式典は、毎年、最後の激戦地となった糸満市摩文仁(まぶに)の丘に建てられた「平和祈念公園」で行われます。

平和祈念公園にある「平和の礎(いしじ)」は、戦後50年の1995年に建てられました。国籍や軍人、民間人の区別なく、沖縄戦で亡くなった人の名前が刻まれています。その数は24万人を越えます。

当時の県民の四人に一人が亡くなったそうです。

晴れた日、沖縄の青い空と海を見ると、「天国があったら、こんな感じかな」といつも思います。そんな自然で育った沖縄の人々は、穏やかな人が多いです。

昔は、もっとのどかに暮らしていたことでしょう。そんな人々が、血相を変えて必死に島内を走り回わらされ、殺されたことを想像すると、胸がとても痛みます。

戦争後に残るのはお墓だけだ、とよく言われます。

「平和の礎」を見ると、その通りだと思います。

合掌