今回は、お線香の置き方について考えます。
宗派によって、お線香を置く本数は異なります。でも、火のともっている方を左側に向けるのは同じです。
仏教では左手を不浄とし、右手は仏と清浄を表しているので、そうなるのでしょう。
でも、その先も考えます。つまり、左側に向けて不浄を焼き清めるのは何のためか、ということです。
宗派によっていろいろな考えがあると思います。
でも、シンプルに考えます。お線香は、故人さまやご先祖さまに向けてお祈りするときにたきます。
ということは、お線香をたく人の心の不浄を清めてから、故人さま、ご先祖さまに向き合うという考え方もあるのでしょう。
もちろん、それだけではないでしょう。でも、この観想(かんそう)は大事なことではないでしょうか。
改めて、考えてみました。